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虫歯で歯の神経を抜くのはどんな時?|歯医者さんが教えるお役立ち歯科情報ブログ

虫歯で歯の神経を抜くのはどんな時?

2017.10.16

前回歯の神経の働きと歯の神経を抜くことのデメリットについてご説明させていただきました。「歯の神経をとりますね」「いやです!だって歯の神経は抜く方がデメリットがあるって聞きましたよ?!」はい、前回のお話だけだとそうなりますよね。

ですが、歯の神経をどうしても抜かなくてはいけないほどに進行が進んでしまった虫歯もあります。歯の神経を抜かず、そのまま放置してしまうとより怖いことになってしまうのです。今回は歯の神経を抜かなくてはいけない虫歯の症状と放置してしまった場合の結末についてご説明します。

歯の神経を抜く虫歯の症状は?

通常一瞬歯が冷たいものでしみる程度の小さな虫歯では歯の神経を抜く処置まではしません。ではどのような症状があった場合に、神経を抜く処置をするのかについてご説明します。

・冷たいもの、温かい物を食べると痛い!

一瞬だけ冷たい物がしみる冷痛であれば歯の表面にできた虫歯ですので、神経を取る処置は必要ありません。ですが、冷痛とともに温痛まで感じるようになると、歯の神経にまで虫歯が到達しているため、細菌に感染した歯髄を抜く処置が必要となってきます。

・歯茎から膿がでる

虫歯が進行すると歯と歯茎の隙間や歯茎に小さな穴があいて、歯茎を押すと白い膿が出てくることがあります。もしくは、歯茎におできのような小さな膨らみができることがあります。この症状があると、すでに歯の神経にまで虫歯菌が到達しているため歯の神経を抜く処置を行わなくてはいけません。

患者さん自身は「口臭が膿臭い」「歯茎のおできが小さくなったり大きくなったりする」「歯が浮いた感じがする」程度にしか症状はありません。痛みがないことが多いため、歯科医院で指摘されるまで歯の根に膿が溜まっていることに気づかない方も多いです。

・噛んだときに痛い!

歯髄が炎症をおこしていると噛んだときに痛みが生じます。歯軋りや食いしばりなど一時的に歯に負荷をかけすぎたために起こる咬合痛は一定期間痛みのある歯を使わないように意識していれば咬合痛は無くなりますが、意識して使わないようにしていても咬合痛が消えない場合は歯の神経全体に感染が広がっている可能性があります。そうなると神経を抜く処置が必要となります。

・痛み止めの効かないほど痛い!

ロキソニンを飲んでもズキズキ痛みが取れないほどの症状だと、歯の神経にまで虫歯菌が到達している可能性があります。歯の神経にまで到達した虫歯菌の影響で、歯の内圧が高くなり激痛を感じるようになるのです。歯の内圧を下げる処置をすればすぐに症状が治まりますが、歯の神経の治療を行わなくてはいけません。

・腫れるほどに痛い!

重症化すると顔が腫れ上がるほどの症状が出ます。歯の根の部分に膿が大量に溜まり、細菌が皮膚の炎症や化膿を引き起こすために起こる症状です。38度以上の高熱や寒気、身体全体のだるさ等の症状もあるため、おたふく風邪等と勘違いしてしまう方もいるようです。ですが、歯が原因で起こっている場合、歯の神経の治療を行い、抗生物質を服用しなくては症状は改善されません。

 

歯の神経を抜かず放置するとどうなる

歯の神経は抜かずに温存できるのが一番ベストです。なのになぜ歯の神経を抜いてしまうのか。もちろん、痛みが主訴で来院する患者さんの苦痛を取り除くという理由もありますが、一番は虫歯の炎症を全て取り除き、それ以上に虫歯を進行させないためです。

・虫歯の痛みはなくなるけど?

激痛を乗り越えると、歯から膿が出るようになります。そうすると一時的に痛みがなくなります。「痛みがなくなった!歯医者に行かなくて済む!」なんて考えではダメです。疲れがたまっているときや睡眠不足になると痛みがぶり返してきます。また、歯から出る膿は歯の根を溶かすだけでなく、歯を支えている顎の骨までとかすようになります。

・上顎洞炎を引き起こす

歯の神経治療を放置している歯が上の歯だと頬付近にある上顎洞に膿がたまり、上顎洞炎を引き起こします。黄緑色の膿の鼻汁が出たり、頭痛、膿臭いにおいに悩まされることになります。耳鼻科でいくら蓄膿症の治療を行っても症状が改善されない方はもしかすると上の歯に膿が溜まっているのが原因かもしれません。

・重症化すると蜂窩織炎(ほうかしきえん)

そのまま虫歯を放置し続けていると虫歯菌が血流に流れて感染が広がります。虫歯菌は口の中だけに留まってはくれません。顔が腫れ上がり高熱や寒気、全身のだるさ等の症状が出る蜂窩織炎になることもあります。糖尿病患者さんやもともと免疫の弱っている高齢者の方は特に重症化しやすくなります。最悪のケースだと虫歯菌が原因で敗血症にまで移行することもあります。

きちんとした歯の神経の治療を受けましょう

歯の神経に至るまで大きな虫歯になってしまったら適切な治療を行ってくれる歯科医院で治療を行いましょう。神経を安易に抜いてしまうことは歯の寿命も短くしてしまうためおすすめできませんが、歯の神経にまで進行している虫歯をそのまま放ったらかしにすることはもっとおすすめできません。

痛みがなくなったからと言って治療を怠ると歯の虫歯になるだけでなく、細菌が身体にまで回り他の病気を引き起こすほどに重症化してしまうこともあります。次回は歯の神経はどのような歯科医院で行うべきなのかについてお伝えします。

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