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入れ歯ってどうやってつくるの?2人3脚で紡ぐ入れ歯治療って何??|歯医者さんが教えるお役立ち歯科情報ブログ

入れ歯ってどうやってつくるの?2人3脚で紡ぐ入れ歯治療って何??

2016.07.07
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7月に入り、まだ梅雨明けではないですが、とうとう本格的な夏が迫ってきましたね。
院長の遠藤です。

今回はFBで告知した通り、3週連続ブログ更新企画の第2弾「当院の入れ歯治療」について書いていきたいと思います。
まず、当院ではもちろん全ドクターが入れ歯治療に従事しますが、他の医院とは違うのは入れ歯を専門にする歯科医師がいるということです。
当院の副院長が大学院も入れ歯を中心に勉強・卒業しており、卒業後も入れ歯を専門にする医局に残って入れ歯治療を行ってきました。

当院に勤務してからも入れ歯を中心に治療に当たっているのですが、勤務後も入れ歯治療については日々勉強しています。先日も全5回にわたる10日間の入れ歯のコース。「銀座深水歯科 総義歯臨床実技コース」を修了しています。

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さて、入れ歯、入れ歯ってワードは良く聞くと思いますが、どうやってつくるか知っていますか?
入れ歯は歯科医師だけでは作れません。歯科技工士とともに作っていきます。
もちろん、歯科医師が最初から最後まで作製しているクリニックもありますが、ほとんどは歯科技工士と歯科医師が協力して作っていきます。他の詰めものや被せ物等も技工士がつくるのですが、特に入れ歯に関しては技工士と歯科医師とのコミュニケーションが大事だと当院では考えています。

入れ歯を作製していくためには、技工士さんと2人3脚で行うことが肝なります。
いわゆる歯科技工士と患者さんについて共にディスカッションすることが大事になっていきます。

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意思疎通ですね。
当院では、自費治療の入れ歯になってしまいますが、技工士さんがひとつひとつの治療行程の際に立ち会うことがあります。
その場でディスカッションができることだけでなく、患者さんの意見を歯科医師だけでなく歯科技工士も直に聞くことできるので、ミスのない入れ歯を作ることが可能になります。

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入れ歯を作る作業は、行程が沢山あり、一個一個の行程を精密に仕上げていくことがとても大事になります。そのためには、作る前の設計書も大事なものなのですが、これも歯科医師と歯科技工士がディスカッションして完成させ、そこからスタートしていくので、無駄な時間、無駄な行程を省くことができます。

では、なんで保険治療では難しいのでしょうか?
入れ歯に関してだけでいうと、保険の入れ歯の場合保険の範囲で決められた材料を使用しなければいけないこと。これだけでも設計に関しては大きく制限されます。また、歯科技工士に立ち会ってもらうということは医院に来るまでの費用等も発生してしまいますが、その費用はもちろん保険の範囲で賄うことはできません。
保険治療の入れ歯の場合は、保険治療のルールの中で最良の入れ歯を提供いたします。ただし、それだけ多くの制限がある中での話ということを分かっていただけたら幸いです。

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どちらの入れ歯がいいかというと、それはその入れ歯を入れる患者さんご本人の希望が一番大事です。どちらもメリットデメリットがあるので、その話を丁寧に作製前にお話しいたしますので、それを分かったうえで選択して頂きたいと当院では考えております。

では、入れ歯治療は専門の先生だけがやればいいのでしょうか?
実は入れ歯治療というのは、歯科医師にとって学ばなければならない要素が沢山含まれている治療のひとつです。どういうことかというと、全部の歯を削って治療しなければならない場合、どこを基準にするか、かみ合わせの位置・高さをどうするかを決定するためには総入れ歯の知識・技術が必要不可欠です。
入れ歯治療のことを分からず、全体的な治療は出来ないのです。特に歯がなくなった部位にその機能を回復させるような欠損補綴治療に関しては、必要になる知識・技術が入れ歯治療には沢山含まれています。インプラント治療をする場合もこの事が分かっていなければお口全体の治療は難しく、うまくいかないケースも多々あります。

そのため、当院の歯科医師は入れ歯治療ついても副院長を講師として院内でも勉強会をしているのですが、その他に勉強の方法として当院の提携先である入れ歯専門の技工所、近藤義歯研究所の技工士さんに講師になってもらい勉強もしています。

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近藤義歯研究所は、日本でも珍しい入れ歯専門の技工所です。
当院の自費治療の入れ歯の場合は、ほとんどがこの技工所さんにお願いして、設計から完成までお願いしています。また、立ち会いに来ていただくのも、この技工所さんから当院専任の歯科技工士さんに来て頂き、歯科医師と共に入れ歯治療に当たっています。

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今回記載したわたしたちが行っているこの入れ歯治療が、すべて正しいわけではないと思います。歯科医院が10軒あれば10軒違う考えを持った歯科医師がいると思ってもらっても過言ではありません。
ただ、入れ歯治療に限ったことではありませんが、当院ではこのような考えも含めて必ず担当になる歯科医師自らが患者さんに各々のお口の中の状態を説明し、いろいろな治療方法を提案いたします。その中の治療指針のひとつとして入れ歯に困っている方や入れ歯を新しく作りたいと思っていらっしゃる方は一度当院の入れ歯治療を考えていただければ幸いです。

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