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ラバーダムについて|歯医者さんが教えるお役立ち歯科情報ブログ

ラバーダムについて

2015.09.02
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9月に入り、残暑が残るかと思われたら、先週から思いのほか涼しくて快適な日々を皆さん過ごされているのではないでしょうか。院長の遠藤です。

今回のブログの内容は、ある一つの治療方法について書きたいと思います。
そのテーマは『ラバーダム』です。

ラバーダムとは読んで字のごとくゴム製にものになります。
ゴムのものが大半ですが、ラテックスアレルギーがある方もいるので、ノンラテックスの商品も出ています。
紫色のものがノンラテックス製品になります。

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もちろん、ゴム製になるので、こんな感じで良く伸びます。
そして伸びについては非常に強いものです。

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では、これはどういうときにどのように使うのでしょうか?

当院では、大人の方の場合、根管治療・・・歯の神経の治療をする時に使います。
神経の治療をするときは、感染しないようにできるかぎり歯の中に唾液が入らないようにするのが成功の条件になります。
初めて神経を取らなければいけないときなどは特にそうです。
ただ下の奥歯の治療をしようとすると、唾液がよく出る部位ということもあり、そのまま治療してしまうとすぐに唾液が歯の中に入ってしまいます。
そのときに使用するのがこのラバーダム。

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上の写真のように治療したい歯だけを露出させることで、唾液が入らず、薬剤を使用する時も喉の方に流れていかないという利点があります。
根管治療の成功の方法というのは、これだけではありませんが、治療をすすめていく中で色んな技術で色んな機器を使用して治療したとしてもこれがなければ根管治療は始まらないという道具のひとつです。

上記に示した通り、神経の治療をする際はすべてのケースで使用する事が重要なので、当院では神経の治療をする際はラバーダムを使用することを大前提としています。
では、小児の場合はどうでしょうか。

もちろん小児の神経の治療をする際は、当院の小児専門チームでは必ずラバーダムを使用しますが、小児の場合、歯に直接接着する予防のシーラントだったり、虫歯にもレジンと呼ばれるプラスチックで修復する際に使用します。
これらの材料は、唾液などの水分が詰める箇所の歯面にあると接着力が急激に落ちます。
接着がしっかりしていないと治療後にまた虫歯になってしまうので、当院の小児のシーラント・レジンの治療では、ラバーダムを必ず使うようにしています。
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なんとなくこのようなものを付けると子どもは嫌がるのではないか、泣くのではないか。と思われると思いますが、これを付けることで水が喉の方にいかないこと、口が開きやすくなることで自らすすんでやってくれる子もいます。

乳歯の治療というと、「どうせ、抜けてしまうから…」と思われている方もいるかもしれませんが、乳歯のうちから虫歯にならずに、虫歯になってもしっかり治しておくことが、健康な大人の歯への第一歩なのです。

当院の小児歯科専門チームは、水曜日しか診療できていませんが、ドクターをはじめ、衛生士アシスタントもエプロン姿で、音楽も内装も子供向けにすることで、初めての歯医者さんとして不安なく当院を選んでもらえるよう日々治療も勿論のこと色々工夫してお子さんを迎えています。

ぜひ虫歯がない状況で一度お子さんには受診していただけたら幸いです。
虫歯になってからでは、歯医者さんは否応なしに行きたくない場所になってしまいます。
ラバーダムから小児歯科の話になりましたが、エンドウナチュラルデンタルオフィスの小児歯科もどうぞ宜しくお願い致します。

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