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子どもの歯のウソ?ホント??お子さんの歯で心配なことありませんか?|歯医者さんが教えるお役立ち歯科情報ブログ

子どもの歯のウソ?ホント??お子さんの歯で心配なことありませんか?

2016.07.14
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7月も中旬に入り、もう完全に夏がやってきたという感じですね。院長の遠藤です。

夏が来たということは子供たちにとっても夏休みがやってくるということですね。
今回は、その子供たちをメインに治療していく小児歯科について当院の考え方を書きたいと思います。

小児歯科というと、基本的にはどの歯医者さんでもお子さんの治療はしますが、当院が他の歯医者さんと違うのは、小児歯科専門の日があるということです。
水曜日だけになりますが、その日は原則小学生以下の患者さんしか診ることはありません。
スタッフも歯科医師3名をはじめ、すべて女性スタッフで治療に当たっており、BGMも子ども仕様で歯科医師も衛生士も白衣でなくエプロン様のユニフォームで治療に当たります。

『小児歯科というだけでここまでする必要があるの?』と思った方もいると思いますが、当院では『歯医者=行きたくないところ』を少しでも変えるには、子どもからが一番だと考えています。
そのため、”最初の歯医者さん”に当院がなる機会があったときに子どもが自分から来たいと思ってもらえるような歯科医院になりたいと思っています。

例えば女の子がはじめての美容院に行くときは緊張と期待でワクワクして行って、髪を綺麗にしてもらえたら、その1回だけで「美容院=行きたいところ」になり、自分から行きたいと考えることが多いのではないでしょうか。

じゃあ歯医者はどうかというと、行くきっかけが「痛い、欠けた」等の主訴があって親御さんが連れてくることがどうしても多いです。
そのため、もちろん主訴があれば初診の際に治療することが多くなります。
そうすると初めから削られたりするので「歯医者さん=嫌なことをされること」の擦り込みが子供たちの頭の中で記憶されます。

この今までの歯医者さんが嫌いになってしまう流れを払拭したいと考えています。

では、どのようにしたら歯医者さんを好きになってもらえるのでしょうか?

色んな考え方がありますが、当院ではこう考えます。

まずは歯が生えた段階で一度当院に来て頂けたらと思っています。
痛いことをされる前に来院して、歯科医院に慣れてもらうだけでなく、美容院と同じような感覚でキレイにしてもらえるところ、気持ちいい場所、楽しい場所と認識してもらえることができたら少しでも歯医者のイメージが変わるのではないかと考えています。

また早い段階で来院されることで、親御さんにも歯が生えた時の磨き方やその後の食育指導ができむし歯を減らすことができます。
今はネット社会ですからインターネットから知識を得ている方も多いと思いますが、歯科医院での情報は本物の情報が多いのと、むし歯になる前に診ることができることや長い期間お子さんの歯を見守れることができたら、健全な大人の歯への移行もスムーズにできますし、何かあったときの対応は、初見よりも迅速に対応ができます。

それと一番注意して頂きたいのは、ネットというのは本当の情報も嘘の情報も混じっていてどれが真実か見極めるのが非常に困難だということです。特に医療などの専門分野の場合、少しその辺で聞きかじった情報が氾濫していたり、自分の経験則だけの話をさも当たり前のように記載してあります。

その中で一番懸念しなければならないのが、子どもについての情報です。
お子さんの情報がネットで得られるというのは、親御さんにとって非常に有用なことですがそれを逆手にとって、そういうお母さんたちのお子さんを思う気持ちや不安な気持ちをあおりビジネスとして成り立っている現状もあります。
自分が歯に苦労している親御さんほど自分の子供は虫歯にしたくないと思う気持ちはよくわかるので、そのような方ほど一度お子さんを当院に連れてきて頂けたらと思います。

さて、では小児歯科の治療ってどういうことをすると思いますか?大人の歯の治療とは違ったりすると思いますか?

当院では、違うと思っています。

まず何が違うかというと、乳歯と永久歯は同じ歯でも歯の厚みや硬さや神経までの距離等構造が違います。この段階で治療の仕方・知識も大きく変わってきます。
また、子どもは唾液が多かったり、大人よりも動いてしまったり、泣いてしまって治療に協力的でないこともあります。

それなのに、乳歯はいつか生え変わってしまうから、適当な治療でもいいのでしょうか?

私達小児歯科チームは乳歯を健全に維持することが、健全な永久歯につながると考えています。適切な小児歯科の治療が予防になると思うのです。
この理由により、治療も大人以上に細かくすることが多々あります。

細かい話は当HPの小児歯科でも記載していますが、例えば、当院の小児歯科治療ではむし歯治療やシーラントにする際は必ずラバーダムという処置をします。

画像のようなゴムのマスクをすることで、器具の誤嚥を防げるだけでなく、子どもは唾液量が多いのですが唾液が患歯に侵入するのも防げるので、むし歯治療の詰め物やシーラントの接着力も向上させます。
色々な治療で技術や器具も小児特有のものを使うことが多く、大人の治療とは大きく変わることが当院ではあります。

このように大人とはまた違い細やかな治療をすることが多いのですが、小児の治療の中で、シーラントやフッ素塗布等の賛否がよく話題になることがあります。
当院では、基本的にはなんでも勧めることはありません。メリット・デメリットを説明させて頂き、選択は親御さんに任せています。
ただ先述したとおり、その情報源がネットの情報だけのことが多かったりするので、不安に思っている親御さんには当院の考え方も含め丁寧に説明していきますので、ご安心ください。

色々な取り組みを行っている当院の小児歯科チームですが、最近は橋本の子どもセンターや保育園からオファーを頂き、ブラッシング指導をボランティアでさせて頂くことが多くなりました。

当院の小児歯科長が出張して伺うのですが、本当に親御さんたちがお子さんのお口の中について関心があり、毎回みなさん熱心に取り組んでいます。

当院の小児専用の歯ブラシを使いながら仕上げ磨き等のセミナーをするのですが、今後もこの活動は継続していく予定です。地域の方々からオファーがあれば積極的に受けていきたいと考えておりますので、希望があれば連絡を頂けたら幸いです。

今回3週連続で分野ごとに当院の歯科治療についての考え方を書いてきましたが、伝えたいこともまだまだ沢山ありますし、今後も常に現状に満足することなくスタッフ一丸となり歯科に対して新しいことにも取り組んでいきたいとも思っていますので、これからもブログで更新できたらと考えております!

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