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あなたの入れ歯は、一度も入れ歯を勉強したことがない歯科医が作ったものかもしれない|歯医者さんが教えるお役立ち歯科情報ブログ

あなたの入れ歯は、一度も入れ歯を勉強したことがない歯科医が作ったものかもしれない

2017.08.10
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前回、前々回と歯周病に関する恐怖をテーマに記事をリリースしてきました。

歯周病という病気は日本人が歯を失う原因でむし歯を超え、第一位になっている恐ろしい病気であり、それをしっかりと予防していくことが大切であるということが今までのメッセージです。

 

歯科衛生士こそ、恐怖の歯周病と全身疾患からアナタを救う救世主である

 

世界一感染者が多い身近な病にアナタの命が確実に削られている

 

今回は、歯周病の恐怖ではなく、万が一歯を失ってしまった場合の3つの選択肢について、解説致します。今回はエンドウナチュラルデンタルオフィス副院長の伊藤先生のインタビューが元となっております。

 

【略歴】

国立新潟大学歯学部 卒業
新潟大学医歯学総合病院 義歯診療科 入局
新潟大学大学院医歯学総合研究科 入学
歯学博士 取得

研修歴

  • BPSデンチャー認定医
    •PEC Dentist Perio-Course(歯周病) Certificate 取得
    •石井歯内療法講習会(根管治療) 修了
    •くれなゐ塾セミナー(歯冠修復) 修了
    •GC implant system Certificate 取得
    •ドライマウス研究会 認定医
    •6th International Association for Dental Research Pan-European Region Meeting(Helsinki, Finland)
    •International Joint Symposium: The University of Tokushima,Universitas Gadjah Mada Niigata University(Bali, Indonesia)
    他 義歯関連講習会 多数受講

 

 

 

 

抜歯後、患者さんには、どういった選択肢があるのか

歯医者さんが、患者さんの歯を抜くという選択肢をとるということは、歯医者さんの意思により、歯の死を決定するということです。この抜歯の基準は「学会や国で定められている」ということではなく、それぞれの歯医者さんが決定します。歯医者さんとしては、患者さんの歯を極力守るための最善を尽くしますが、それでもどうしても歯を抜かないとならない状態の場合のみ、抜歯という選択肢をとります。

 

では、抜歯された患者さんに残された選択肢は一般的に何があるのかというと、下記の3つがあります。

 

・入れ歯

・インプラント

・ブリッジ

 

この3つの選択肢を提示する際に、患者さんに必ずされる質問が

 

「一番ベストな選択はどれですか」

 

というものです。

 

この解答が非常に難しいのです。なぜならば、この3つの治療方法にはそれぞれに特徴があり、どれがベストということが一律に言う事ができないためです。

 

抜歯後の入れ歯、ブリッジ、インプラントに優劣はあるのか

この3つの選択肢はそれぞれに特徴があり、優劣をつけるのは難しいです。では、なぜ難しいのかと申し上げると、率直に人間の個体差が関係しているからという理由が大きいです。人間は誰ひとりとして同じ人がいないように、誰ひとりとして同じ口腔を持っている人はいないのです。ですから、人に応じて下記の要素がバラバラになってくるわけです。

 

・残存歯がどのような状態になっているのか

・かみ合わせはどうなっているか

・位置関係はどうなのか

・残された歯茎はどうなのか

・外見の回復を患者さんはどの程度望んでいるか

・年齢的な機能の状態

 

こうしたそれぞれの要素が絡み合うために、それぞれに応じた選択肢というものが変わってくるのです。

具体的に申し上げると、若い子が前歯をぶつけてしまい、前歯1本抜歯となった場合と、ご老人が歯周病で前歯1本抜歯となった場合では選択肢が異なります。患者さん毎の状態に応じて3つの選択肢を柔軟に当てはめていくことが大切です。

 

まず、ブリッジかインプラント。

奥歯が1本単純に無いのであれば、エンドウナチュラルデンタルオフィスではブリッジやインプラントという選択肢を提案します。しかし、なくなっていく歯の本数によってブリッジという選択肢は少しずつ消えていきます。

歯が無くなっていくと、他の歯を支えとするブリッジは不可能になる。

 

そうなると、結局インプラントか入れ歯かということになってきます。この2つを比較した際に、患者さんとしては、値段がネックとなってきて、インプラントは手が出ないという理由で入れ歯を選ぶ方が多いです。歯科医療の現場では「ブリッジが出来ない、インプラントも費用的にできない、ならば入れ歯」という流れが多いのが現状です。また、身体的なことが原因でインプラントを選ぶことができない患者さんも少なくはないです。

 

金額は高くとも、抜歯後のインプラントは、もはや定番の流れに

骨の中にボルトを埋め込むインプラントは近年非常に注目されています。ブリッジや入れ歯のように他の歯を削らないため、歯に負担をかけず機能の回復ができるという素晴らしい利点があります。ただ、あまりに歯周病が進行してしまっていて、そもそもインプラントを埋め込む骨が解けてしまっている方や、高齢で外科手術に耐えることができない患者さんも中にはいらっしゃいますので、そうした方にインプラントは適していないです。また、先程も述べましたがインプラントは値段の面からも厳しいという方も多くいらっしゃいます。

 

しかし、それでも、インプラントと入れ歯を比較すると、インプラントは違和感が少なく、非常に使い勝手が良いです。若い方が歯を失った場合はインプラントを選択したほうが良いと考えています。ただ、繰り返しになりますが、入れ歯しか選択肢が無い方が増加しているのも事実です。そうした方にしっかりした入れ歯を提供できるかできないかが非常に大事だと考えています。

 

介護の現場で求められている、入れ歯の専門家

最近、入れ歯のニーズが増えている現場として、介護施設が上げられます。大和総研が出した統計によると、国内の65歳以上の高齢者は、2015年から2025 年までの10年間で 262 万人増加すると推計されており、それに伴い介護施設の数も右肩上がりで増加してくると予想されています。介護施設の現場が増加するに伴い、必要とされるのが高齢者の歯のケアができるもの、その中でも入れ歯のケアができる人間です。介護施設の中では、大掛かりなオペをすることもできないので、入所してからの歯のケアとして、「入れ歯」という選択肢は非常に大きくなってきます。

 

入れ歯、ダサい。インプラント、カッコイイが学生の本音?

近年、歯学部の学生の間では入れ歯について学ぶ学生は少なくなり、その代わりにインプラントを学ぶ学生が増加しています。入れ歯というものは、インプラントに比べるとダイナミックさや、派手さのない治療です。

医療にそういった概念を持ち込むべきではないですが、正直な話、入れ歯とインプラントを比較するとカッコイイのはインプラント治療だと思います。そうなってくると、入れ歯を専攻する学生が非常に減ってきます。そもそも、入れ歯を知らない、ほとんど勉強していないというまま臨床につく歯科医も多いのが現状です。

インプラントはカッコイイと若い先生が考えるのも、ある意味時代の流れか・・・

 

現場と大学で入れ違う、歯科治療へのニーズ

大学で、学生達が学びたいのが今をときめくインプラント。その一方で時代遅れ、老人のもの、ダサいといったイメージの強い入れ歯は不人気。実際に入れ歯

をほとんど学ばないまま開業を行い、いざ患者さんの相手をすると入れ歯のニーズばかりだったという先生も多いのが現状です。そうした、先生は本を片手に入れ歯について初めて患者さんを前にして勉強するのです。こうした先生が、自由診療の入れ歯などに手を出し始めてしまうと、これが厄介です。患者さんは高いお金を払ったのに

 

・合わない

・痛い

・ずれる

 

という問題が起こります。そもそも、入れ歯を学んでいない歯医者さんの治療ですから、そうした問題が起こるのは当然だと考えます。

 

正直な話、入れ歯を専攻していた歯科医からすると、

・なぜ、こんな治療をしているのだろう・・・

・この先生入れ歯を学んでいないのだろうな・・・

という先生がたくさんいます。そうした先生の治療を受け、チグハグな入れ歯で苦しんでいる方も非常に多いです。

 

今後、時代の流れとともに、日本はさらに高齢者であふれます。そうした時に必要となってくるのが高齢者の歯のケアです。まずは、しっかりと予防をすることで、歯を失わないようにするのが何よりも重要です。

そして、歯を失ってしまった時には、冷静になり、自分に適した選択肢を見極める。(※見極めることが出来る先生に出逢うことも大切です)インプラント、入れ歯、ブリッジについて、最低限の知識を持つことも重要なことです。そうした、上で先生の言いなりになるのではなく、知識を元に自分にとって、最適な選択肢を選ぶことが大切です。

 

インプラントをどうしてもやりたい!という先生はもしかしたら入れ歯を学んだことがないだけかもしれません。これからは自分の健康は自分で守らなければいけない時代になってきます。そうなった時に大切なことは、信頼できる医療人を身近においておくことです。エンドウナチュラルデンタルオフィスでは、そうした医療人を数多く取り揃え、世の中のニーズに合った歯科治療をどんどん展開していきます。

 

今回は以上になります。次回は入れ歯治療のさらに一歩進んだ解説を行います。

 

相模原市橋本のエンドウナチュラルデンタルオフィスが考える入れ歯治療

今回、当院が考える入れ歯治療について、歯科メディアどくらぼさんとご協力させていただき、発信致しました。

近年、インプラントや最先端治療が注目される一方で、入れ歯の需要も非常に高まっています。

高齢化が進む中、高齢者の入れ歯ケアは非常に重要です。しかし、歯科を学ぶ方々から「入れ歯治療」というものは、人気がないのが現状・・・。

そうなってくると、良い入れ歯を入れることができない、「入れ歯難民」となってしまう方が後を絶ちません。

そうした、時代の流れを感じながら、エンドウナチュラルデンタルオフィスでは、インプラントなどの最新治療も行いながら、入れ歯の専門家による入れ歯治療にも力を入れて治療を行っております。

 

今回の記事が少しでも多くの方のご参考になればと考えております。最後に少し宣伝になってしまいますが、私達の考える入れ歯治療についての記事をご紹介いたします。

今の入れ歯が合わない、入れ歯について相談したい場合などいつでもお声がけ下さい。

エンドウナチュラルデンタルオフィスが考える入れ歯治療

 

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