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保険と自費を知れば歯科が見える。歯科医は自分の治療に逃げ道を作ってはいけない|歯医者さんが教えるお役立ち歯科情報ブログ

保険と自費を知れば歯科が見える。歯科医は自分の治療に逃げ道を作ってはいけない

2017.02.10
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前回、前々回と歯科治療に存在する「保険治療」と「自費治療」について解説を行ってきた。少し振り返ってみる。

 

日本人の私達が、「歯科治療」と聞いてイメージするものは、ほとんどの方は「保険治療」の治療を思い浮かべる。

 

 

保険治療とは日本に存在する、国民皆保険制度により、治療費の一部(大半の方は3割)を負担することで医療行為を受けることのできる仕組みである。

 

例えば、風邪を引いて病院に行った時に窓口で請求される金額は、治療全体でかかった金額の3割のみ。残りの7割は国がアナタの代わりに負担している。

 

この保険制度は、歯科でも適用される。それぞれの治療に応じて治療の点数が定められており、それを元にして、治療費の総額が決定し、その額の3割を私達が負担するというカタチになっている。

 

「3割負担で済むから懐にやさしい、バンザイ!」

 

このように考える方も多いかもしれない。しかし、歯科においてはそう単純に喜んでもいられないと遠藤氏は提言する。

 

歯科における保険治療には金額というメリットの裏に、デメリットも多く潜んでいるのである。エンドウナチュラルデンタルオフィス院長、遠藤広規氏がお届けする保険治療と自由診療最終章。

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遠藤 広規

略歴
山梨県大月市 出身
山梨県立都留高等学校 卒業
国立新潟大学歯学部 卒業
新潟大学医歯学総合病院口腔再建外科にて研修医
都内医療法人歯科医院にて勤務
同医療法人の分院に院長として勤務
2014年4月 相模原市橋本にEndo Natural Dental Office開院

 

保険には限界がある。保険治療のメリット・デメリット

遠藤氏は保険治療には金額というメリットがある一方、治療の限界があると主張する。

 

保険治療のメリット

治療費が安く済む

実際の治療費の1〜3割負担で治療が済むため、治療の金額を非常に安価で済ませることが可能である。日本の治療技術は世界でも最高水準でありながら、安価で済ませることができる。これは、保険診療最大のメリットである。

 

誰でも治療を受けることができる

日本人、全員が加入している「皆保険制度」は、その名前の通り「皆」が保険に加入するので加入者は誰でもむし歯、歯周病、抜歯などの歯科治療を受けることができるようになっている。

 

このように、「誰でも保険の治療を安価で受けることができる」というのが保険治療の最大のメリットである。しかし、このメリットの裏には保険治療の弱点であるデメリットが存在していると遠藤院長は主張する。

保険は誰でも安価で受けることができる。しかし、その一方でデメリットも存在すると主張する遠藤氏

 

 

究極の話、保険治療は失敗しても逃げ道がある。

国民皆保険制度で行う保険診療は

「誰も、安価で同じ治療を受けることができる」

制度となっている。

 

この制度は一見すると、国民の誰もが同条件で治療を安価で受けることのできる素晴らしい制度だと言う事ができる。しかし、医療とはそう単純なものではない。

 

「同条件で安価な治療を受けることができる」

 

それは、裏を返すと「最低限の治療を最低限のルールで行う」ということが前提になっているのである。

つまり、保険は適応範囲が決まっていて、その中から治療選択肢を選ばなければいけない。その範囲外の治療が必要な場合でも、その範囲外の治療は認められておらず、あくまで範囲内での治療しか行うことができないのが、日本の保険制度なのである。

 

遠藤院長はここに、保険治療の限界があると言う。

遠藤:歯科治療では、「診査診断」がもっとも困難であり、患者一人ひとりによってベストな治療方法や治療内容は異なります。しかし、保険に収束されていない治療はもちろん認められておらず、先進的な高度な治療法等は保険ではないので、個々にオーダーメードのベストな治療プランを考えて提案というのは保険治療では難しく、保険適応できるものからしか選択肢を選ぶことができません。

ですので、自ずと選択肢は狭められ、最適解を提供することができないのが保険治療なのです。

保険治療では選択肢が狭められ、最適解を出すことが難しい

 

遠藤:これは裏を返すと、保険治療は選択肢が初めから決まっているからこそ、歯科医は自ら細かな診査診断をせずとも、保険治療のルールに則った治療は行えます。あまり、考える必要がないとも言えますし、ルールで守られているからこそ、歯科医自身も治療における保険をかけることができるのです。

保険内で治療を行い、患者からクレームが起きたとしても、「保険の治療だから」と主張することができるのが、保険治療と言うこともできます。

自分がミスをしたとしても「保険の治療だから」と言うことが出来てしまう・・・。

 

矛盾だらけの日本の歯科保険治療

歯科における保険診療の基準とは実に不思議なもので、最も困難とされる診査診断は評価の対象とならない。つまり、患者の症状がどういったもので、どのような治療をどのような計画で行うかについては、時間をかけようが、手間をかけようが評価されないのである。そして、万人に異なる治療が必要にも関わらず、ルールの中でしか治療を行うことができないため、最適な治療を行うことは認められていないのが保険治療なのである。

歯科医は治療が不十分であったとしても、「保険とはそういうものだ」という大義名分がたち、患者への治療に対して心の底から向き合いにくい制度となっている。

万人に同じ治療を低価格で行うには保険制度は最適ではあるが、そもそも医療とは万人に当てはまるものではない。だからこそ、ズレが生じてしまうのである。

 

保険だけでは、良い治療ができない。これが歯科治療の結論

「保険でどこまで良い治療を行うことができるのか」というのは、歯科界で常に語られているテーマである。

歯科医の中には「保険でも、十分良い治療は出来る」と主張する歯科医もいる。しかし、結論は既に出ているのである。保険だけの治療には限界があり、患者の歯を守る治療は不可能なのである。

歯科治療には、ありとあらゆる方法が存在している。また、それらの治療にはあらゆる材料が無数に存在している。その中から患者に即した最適なものを選ばなくてはいけないのである。しかし、保険治療では治療法、材料が最低限のものしか認められていない。むし歯1つをとっても、無数に選択肢があるにも関わらず、ベストな治療を選ぶことは認められていないのである。

こうした、治療のルールに縛られるため、保険治療で患者にとって最適な治療を行うことはできないのである。

保険だけの治療には限界がある。

 

保険治療にも、自由診療にも偏ってはいけない。無数の選択肢から選ぶ最適解。

保険のメリット、デメリット。自由診療のメリット、デメリット。それぞれが複雑に絡み合い存在しているのが現代日本の歯科治療の特料である。

そうしたものを組み合わせれば、治療法はそれこそ無数に存在する。決められたルールの中から治療法を選ぶことと、無数の治療法の中から最適解を選ぶ方法では、難易度が全く異なる。だからこそ、歯科では診査診断が最も困難なのである。

保険に偏った治療方針ではいけない。そして、自由診療に偏った診療もまたいけない。保険、自由。その中から患者にとって最適解を導き出すことが歯科医としての役割なのである。

保険以外の選択肢を知らないが為、患者を救うことができないということが歯科では珍しくない。だからこそ、歯科医は常に知識と技術の研鑽を怠ってはいけない。無数にアップデートを繰り返す治療に対して、常に最新の状態でなくては、患者を救うことはできない。

 

保険診療、自由診療。双方を組み合わせた最適の治療が必要である。

歯科に保険治療以外の治療法というものが存在しているということを私達は知らされていない。また、知っていたとしても「自由診療は高い診療」というイメージしかもっていない方が少なくない。

 

「保険診療は安い。自由診療は高い。」

 

世間一般に認識されているこの言葉は、何も説明をしていない。むしろ誤った認識すら植え付けている。

こうした世間の認識を変化させ、日本人全体の歯科への認識を変革させて行くことが今求められている。そして、そうした世界の実現を遠藤院長は本気で目指している。

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