8月があっという間に終わり、9月。台風が一度も上陸しないと言っていた予報は嘘のように、連日台風で少し気が滅入りますが、みなさん体調はいかがでしょうか?。
院長の遠藤です。
さて、この夏の8月に若手歯科医師の勉強会を私が主宰して起ち上げることとなりました。
『橋本会』
このネーミングにしたのは、ここ橋本から色んなことを発信していきたいなと考えたからです。少し格好つけて英語を取り入れるのも考えたのですが、想いが一番伝わりやすい日本語が良いなというのと、覚えやすい方が今後も認知してもらいやすいかなと思ったからです。
「歯医者さんの勉強会ってなんだろう?」
と思う方も沢山いらっしゃると思うので、少し説明をします。
歯科医師は、卒業して国歌試験で免許を取得しますが、他の国家資格と同様に資格を持ったからといってすぐにバリバリ仕事ができるわけではありません。
免許取得後、研修医が始まるのですが、そこから歯科医師としての勉強がスタートします。
どうしても歯科医師というと「手先が器用」であればいいと思われがちですが、一番歯医者さんにとって重要なことは、【患者さんを診査・診断すること】です。
もちろん、小さなひとつの歯を治療し、つくり上げていく作業というのは、細かい技術が必要となります。
ただ、何をしていいかわからなければ何もできないのです。
「これやっといて、あれやっといて」と言われたことをこなすのは誰にでもできますが、患者さんお一人お一人口の中の環境が違うので、治療方針もそれぞれ違ってくるのは当たり前です。その治療方針を決めるためには診査・診断が非常に大事になってきます。
この診査・診断をするためには、歯科に対する知識量が必須になります。
そのために勉強会やセミナーで勉強していくわけですが、たくさんの勉強する機会があるので、どれが今の自分にとって良いかわからないことが多いです。
それで、同じ意思・志を持った歯科医師が勉強会として集まり、歯科の知識・技術はもちろん、歯科医師としての在り方等を共有しているのです。
今回のこの『橋本会』は若手歯科医師の集まりに限定しています。
これは、歯科医療について現在メディアをはじめ多方面で良い話から悪い話まで取り上げられることが多くなり、歯科が変革の時代を迎えていると感じているので、その中心になっていくのは、わたしたち若手世代だと思っているからです。
優秀な尊敬する歯科医師の諸先輩方の知識や技術を踏襲しつつ、新たな歯科医療をそれぞれの地域の患者さんに還元できたらと思い、この会を起ち上げました。
どのような形になっていくか変化していくかはわかりませんが、初回には30人弱の歯科医師が集まり、わたしと歯周病専門の先生が講演しました。
これだけ患者さんの思う気持ちが強い歯科医師が沢山いることに甚だ喜びを感じつつ、どのようにこの会を盛り上げていくかの責任も痛感しました。
今後も活動は随時していくので、このブログに更新できたらと思っています。
また、今月に今後の当院の歯科医療の中心になっていくために必須と考えている顕微鏡を衛生士専用チェアに1台増設しました。
これで、1年のうちに4台設置したことになるのですが、歯科医師も衛生士も患者さんに見せることができる治療の大切さを実感していますので、こちらも当院ではどんどん追求していきたいと思っています。
今年も残り4か月となりましたが、この時期に医院にとっては大きなステップアップとなる出来事もある予定なのでそちらもこのブログで更新できたらと考えております。