5月もそろそろ終わりに近づいてきて、気温もだんだん上がっていき夏日もちらちら増えてきましたね。院長の遠藤です。
さて、5月も終わりなんですが、ちょうど1か月前に札幌で開催された『第13回日本顕微鏡歯科学会』に参加してきました。
この学会は当院が顕微鏡を導入してから初めての参加でしたが、色んな顕微鏡を熱心にされている先生方の講演や発表を聞くことができて、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
また、学会は業者さんがたくさん出展しており、さまざまな顕微鏡に関係する器材も見ることができました。
今回の学会では、当院に講師として来てくれている寺嶋先生や私の大学の大先輩である顕微鏡学会副会長の三橋先生のその場で顕微鏡を使用して実演する講演等、自分にとっては身近な先生たちの素晴らしい講演も聴けて、自分も発表できるようにこれから頑張っていこうと強く思いました!
そして、翌週からは顕微鏡を使ったmicro surgeryやImplantの骨造成等を学びにシンガポールに行ってきました。
シンガポールと日本の先生が講師で受講生が中国・台湾・シンガポール・オーストラリアなのですべて英語という環境で日本人は自分ともう一人の先生だけでしたが、他の国の先生たちとも交流できた上に、実習の内容は非常に技術的に勉強になりました。
場所は、日本でいうと六本木ヒルズの最上階をワンフロアー貸切という医院で、技術以上にも色んな事が日本とは違ってびっくりすることもたくさんありました(笑)
ひとり1台顕微鏡とピエゾを使用して豚の顎を使用して、丁寧に指導して頂きました。
内容はアドバンスでしたが、今の自分にとっては臨床の一助になることが本当にたくさんで、すでに日々の臨床に取り入れています。
図らずも短期間で日本と海外で顕微鏡治療について学ぶことができ、有用性を改めて感じることができ、今後も当院では顕微鏡治療を当たり前にしていきたいと思っています。
そのため、GW明けには治療チェア3台中2台の設置だった顕微鏡をもう一台増設して、3台にすることができました。
今回導入したのは1台導入している会社と同じCarl Zeiss社の《OPMI pico MORA》です。
今までの機種、プロエルゴとブライトビジョンともまた違った特徴を持った顕微鏡で、すでに使い始めていますが、非常に使いやすいです。
3機種とも違うのを入れているのはそれぞれ違う特徴を持っているので、今後どんどん増やしていこうと思っているのですが、どの機種が歯科医師・衛生士が使いやすいかを体験してもらい増設してこうと思っています。
そして、顕微鏡に必須の動画システムは既に導入しているカリーナシステムが非常に使いやすく患者さんに説明もしやすいので、こちらに2台目の導入をいたしました。
「見える治療・見せる治療・魅せる治療」を確立していきます。
まだまだ学ぶことも多いですし、もともと拡大治療を全ドクターがしていますが、これからはもっと精密治療にしていくことはもちろん、『見える治療、見せる治療、魅せる治療』を突き詰めていき橋本での歯科をより丁寧により確実に発展することができればと考えています。